はしご(梯子)の語源・由来
「はしご」は、古語の「はしき(梯)」や「はしけ」などに由来するとされます。
これらの言葉は、中世・古代の日本語で「段差を登るための道具」や
「梯(てい)」=登るための器具を意味していました。
■「はし」:端(はし)、つまり高い場所・際・境目を意味します。
■「ご」:これは「具(ぐ)」や「子(こ)」の変化形で、道具やものを表す接尾語と考えられます。
つまり「はしご」は、「高い所(端)に行くための道具(具)」という意味になります。

脚立の語源・由来
「脚立」は「脚(あし)」と「立(たつ)」を組み合わせた言葉とされています。
■「脚」は足の意味で、道具としての支えや支柱を指します。
■「立」は立つ、つまり自立する・立ち上がることを示します。
一部では、昔の大工道具や農具の呼び名に由来するという説や、中国語や古語との関連を指摘するものもありますが、上記のことから、「自立して立つことができる足(脚)を持つ道具」という意味で「脚立」と呼ばれるようになったと考えられています。
